こんにちは、まめこです!
今回は、「はじめての個別株投資」シリーズの第2回目。
そう思っている投資初心者さんにもわかりやすく、株式投資の基礎を解説します。
このようなデビュー前後の不安を解消します!
前回は、投資信託との違いやキャピタルゲインとインカムゲイン
株式市場の基本と用語などについて解説しました。
今回は、指標から銘柄選定をするための基礎知識です。
ネットなどで個別銘柄の情報を調べるときに、その銘柄の「財務指標」を見ることができます。
でもこの指標、聞いたこともない言葉がたくさん並んでいて
「??」ってなりますよね。
これら全部の言葉の意味を覚えて見る必要はありません。
ではどこを見るべき?
必要最低限、まず知るべきなのはこの4つ!
今回は、この4つの指標の考え方について解説します

一緒に勉強しよう!
PER・PBRとは? 株の「割安度」を見る指標

株を買うときにまず知りたいポイントは「この株って安いの?高いの?」という点ですよね
その、「株価の割安度」を判断するための主な指標がこの2つ。
- PER(株価収益率)
- PBR(株価純資産倍率)

どっちもアタマに「P」がつくから
「ピーマンは安い(割安)」と覚えよう!
どちらも「割安かどうか」を測る指標ですが、それぞれ見る対象が異なります。
PER(株価収益率)とは?
PERとは、企業の”利益”に対して株価が何倍かを示す指標です
株価÷1株あたり利益率(EPS) (倍)
で割り出されます
例えば、現在の株価が1500円、1株あたり利益率(EPS)が100円だったなら、
1500÷100=15 で、PERは15倍になります。
つまりPERとは、今の株価は実際の利益と比べて高いか安いか?を見る指標です。
PERの目安
一般的に日本株での目安は以下のとおり。
ただ、最近は株高の影響でやや水準が上がってきています。
今の水準なら15倍以下は割安といえるでしょう。

割安の目安は15倍以下
ただし、PERが低い銘柄が必ずしも良いわけではありません
PERが低いということは「投資家に不人気の銘柄である」とも言えますし、
逆にPERが高いということは「期待値の高い銘柄である」とも言えます。
PERは、「企業の利益から見た株価の妥当性」を判断する材料のひとつであり、
他の指標とも合わせて総合的に判断する必要があります。
PBR(株価純資産倍率)とは?
PBRとは、企業の持っている”資産”に対して株価が何倍かを示す指標です。
株価 ÷ 1株あたり純資産(BPS)(倍)
で割り出されます
例えば、株価が1000円、1株あたり純資産(BPS)が1000円なら、PBRは1倍。
これは、その企業の資産価値と株価が同水準 という意味になります。
つまりPBRとは、今の株価は資産価値と比べて高いか安いか?を見る指標です。
PBRの目安
一般的な目安としてはこんなかんじ

割安の目安は1倍以下
ただし、業種によっても水準は異なります
例えばIT系の企業などは、工場や土地などの有形資産が少なく、技術力・人材などの無形資産が大きい というケースが多く、
利益率が高くなりやすい→株価が高くなる→PBRも高くなりやすいです。
逆に銀行や製造業などは、土地・建物・設備などの有形資産が多く、
利益率は比較的安定している→株価も安定→PBRは低くなりやすいです
これは次に解説するROEや自己資本比率などでもいえることなので、指標をみる時は他の同業種企業の数字と比較してみることも重要になります。
ROEとは? 企業の「稼ぐ力の質」を見る指標
ROEとは「自己資本利益率」ともいい、
「株主から集めたお金(自己資本)を使って、どれだけ効率よく利益を生み出したか」
を示す指標です。
当期純利益÷自己資本×100(%)
で割り出されます。
例えば、自己資本1000億円、当期純利益100億円の場合、ROEは10%
これはつまり、株主から預かった資金を使って年間10%のリターンを生み出した
という意味になります。
株主にとって「投資先」である企業が、自分たちのお金でいかに“効率よく”お金を増やしてくれるかというのは重要なポイント。
同じ利益100億円でも、
- 自己資本500億円なら → ROE20%(少ない資金でたくさん稼ぐ=効率高)
- 自己資本2,000億円なら → ROE5%(資金が多い割に稼ぎが少ない=効率低)
となります。
つまり企業の“稼ぐ力の質”を測る指標がROEなのです。
PERやPBRと違い、株価によって左右されない指標なので、
市場の評価に関わらず、企業の本質的な力を知ることができます。

「たくさん稼いでロエベ(ROE)のバッグを買う」
と覚えよう!
(ちなみにロエベのバッグはこちら。)

ROEの目安
一般的に日本の企業での目安は以下のとおり。

合格の目安は8%以上
ただし、自己資本比率が低い(=借金が多い)場合もROEが高くなりやすいです。
この場合の高ROEは、必ずしも良いとはいえません
高ROE=少ない自己資本でたくさん稼いでいる という良い指標ですが
自己資本比率が低い場合は
少ない自己資本で「借金の力を借りて」たくさん稼いでいる という意味になります
そのためROEと同時に、自己資本比率も確認する必要があります。
自己資本比率とは? 「財務の健全性」を見る指標
自己資本比率は
自己資本÷総資産×100(%)
で割り出されます。
「自己資本」とは、【株主が出資した資金+これまでの利益の積み上げ(内部留保)】
つまり、返済義務のないお金です。
自己資本比率が高いほど、
と考えられます。
つまり自己資本比率は”企業の財務の健全性”を見る指標。
自己資本比率が低ければ借金が多く、高ければ借金が少ない企業といえます。
自己資本比率の目安
一般的な目安としてはこんなかんじ

財務健全の目安は50%以上
ただ、借金が多い=必ずしも悪いというわけでもないのです
例えば大規模設備投資が必要な業種などは自己資本比率が低くなりがち。
そして、そのような業種はそれだけ新規参入が困難で、長期的に好業績が期待できるという側面も。
そのため、同じ業種内で比較する必要があります。
4つの指標を組み合わせて見よう
ここまで、
という4つの指標を解説しました
これらの指標は、単体で見て企業の良し悪しを判断するものではありません。
- PERが低くても、成長性がなければ株価は伸びにくい(→割安のまま終わるかも)
- PBRが低くても、収益力が弱ければ評価は上がらない(→割安のまま終わるかも)
- ROEが高くても、借金が多ければリスクは高い(→設備投資に失敗すれば経営が悪化するかも)
このように、指標は必ず背景があり、
「なぜこの数値になっているのか」を、同業他社や他の指標と合わせて判断することが重要です
ここで、具体的な組み合わせ例を見てみましょう。
ケース1:割安に見えるけど注意が必要
PERとPBRから、一見「割安」に見えます。
でも全体で見てみると…
- ROEが低い=資本効率が悪い
- 成長期待が低い可能性
- 市場から評価されていない理由がある
→ “本当に割安”なのか、それとも“評価されない企業”なのかを見極める必要がある
単にPERやPBRが低いだけでは買い判断はできません。
ケース2:成長期待型
これは、PER、PBRから見て「割高」なケースです
でも他の指標も見てみると…
- ROEが高い=資本効率が高い
- さらに財務も健全
- 割高=市場の期待が高い
→ 市場が将来の成長を織り込んでいる状態
今は割高でも、いずれ実績が株価に追いつくと期待されている、と読めます
ただし、割高ゆえに、成長が鈍化した瞬間に株価が急低下するリスクがあります。
ケース3:レバレッジ型(リスク高)
ROEが高くPERも割安と、一見魅力的に見えます。
でも全体を見てみると…
- 自己資本比率が低い=借金が多い
- 景気悪化で利益が減るとROE急低下
- 財務リスクが高い
→ レバレッジ型の高ROEであり、リスク高めの投資先
ケース4:人気優良企業の典型パターン
これは、PERやPBRだけ見ると割安感はないですが、
ROEや自己資本比率とセットで見ると納得感があります。
- 資本効率が高い
- 財務も安定
- 市場にも評価されている
→ 「株価は少し高いけど、それだけの価値がある」可能性
4つの指標のバランスが良い投資先といえます。
まとめ 指標は総合的に見る
銘柄選定をするときに、まず最初に見るべき4つの指標を解説しました。
これらの指標は、どれか一つだけで企業の良し悪しを判断するものではなく、総合的に見る必要があります。
とはいえ、最初からそれをするのは難しいと思います。
まずは大体の目安を覚えて、
たくさんの企業の指標を見て、
数字の意味を自分の目で確かめてみましょう。
そして、数字から企業の状況を想像してみましょう。
それらを積み重ねることで、次第に銘柄選定力が養われていきます

それぞれの投資スタイルによる好みや投資判断はあるけど、おおまかな目安は次のとおり。

ぜひ参考にして、実践に活かしてみてね!

俺と一緒に、たくさん銘柄の指標を見てマスターしようぜ!
※ただし、この記事の数字はあくまで基礎的な目安です。業績推移や同業他社比、将来の計画も合わせて見ることで、より確実な判断材料になります。
次回は高配当株投資をするときに見るべき重要な指標
配当利回りの考え方について解説します!

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