初心者投資家まめこの株日記【2022年 オルカン積立スタート編】

投資・資産形成

こんにちは、まめこです🫛

右も左も分からない全くの投資初心者だった私が、NISAを始めて5年が経ちました。この5年の出来事や、購入した株についての振り返りを「まめこの株日記」として綴っています。

前回は、全体的に含み損になることが多かったものの、初めて優待や配当をもらい個別株投資の楽しさを感じた2021年のお話でした。

今回はシリーズの第3回目。個別株の評価額が下がって落ち込む中、全世界の発展にかけるインデックス投資信託『オルカン』に出会い、積立投資を開始した2022年のお話です。

また、2022年に購入した銘柄についても振り返ります。

2022年までの投資を振り返って

2020年の夏。コロナショックの底を抜け、株価が反発し始めたタイミングで投資を始めた私

最初から買った株が高騰し、何十万と増える評価額。経験のない私は「投資=やれば儲かる」と思ってしまいました。

安定した大型株より、株価の変動の大きい中小型のグロース株を好み、そういう株を見つけることに一生懸命時間を使っていました。

じわじわと削られる含み益。メンタルもじわじわ削られる

しかし2021年の後半には徐々にその含み益が削られていき…ついにマイナス圏に突入してしまいました。

2022年も私の保有株はトータルで含み損が増え続けていました。

日経平均のチャートを見ても、2021年から2022年にかけてゆるやかに下り坂になっています。

日経平均株価チャート

こうして見ると、一見下り坂ともわからないくらいのゆるやかさですよね。でも実は、このゆるーい下げがボディブロー的に効いてくるんです

短期間でガクッと株価を下げて割とすぐに回復するような下げ方よりも、じわじわとマイナスが膨らみ続けていくような下落の方が断然メンタルにきます。

少なくとも投資経験の浅いまめこは、まぁまぁ落ちました

こういう時に買い増しできる人は強いですね。私は、買い増すことも損を確定することもできず、ひたすら気絶していました。

個別株vs投資信託:個別株派の私が投資信託を始めようと思ったきっかけ

そんな中、投資を始めた頃にポイントで少額購入していた投資信託が、自分の個別株ポートフォリオより比較的ダメージが少ないのでは?と思ったんです

ポイントで買っていたひふみプラス

投資を始めようとSBI証券で口座を開設した際に、SBI証券内のみで使える期間限定Tポイントが200ポイント付与されました。

せっかくだから期限前に使おうとなったのですが、200ポイントなので当然個別株は買えず、100円から購入できる投資信託を買うことになりました。

ただ当時は知識がなく、数ある投資信託から何を買えばいいのか、選び方も全くわからず…

どうせ期間が来たら消えるポイントだし。なんか名前可愛いしこれでいっか!と選んだのが「ひふみプラス」

日本株がメインのアクティブ投資信託1です。

これを、もらった200ポイントに元々あったポイントを足して338円分購入し、そしてそのまま何となくずっと保有していました。

オルカンと出会い、電撃が走る

この時の「ひふみプラス」が、2022年当時唯一持っていた投資信託で、含み損ではあったものの、私の個別株ポートフォリオよりはダメージが少ないように見えました。

膨らむ含み損に自信をなくしていた私は、「ど素人が選んだ個別株より、プロが投資してる投資信託の方が成績がいいのは当然」と、

「これからは投資信託中心にシフトしよう」と思うようになりました。

このままひふみプラスを買い増ししようかな?と思っていたところ、ある投資家さんが「オルカン」について語っている記事が目に止まりました。

そこで私は、初めてオルカンのことを知ります。いや、「オルカン」という名前くらいは聞いたことがあったかもしれませんが、本質というかその仕組みを初めて知ったのです。

◎オルカン(全世界株式)は全世界経済の発展にかける投資で、世界経済が成長し続ける限り、オルカンも成長していく
◎世界中の株に分散投資しながら、その時に勢いのある国や企業の比率を上げて、勢いの落ちた国や企業の比率を下げてくれる。つまり自動的にリバランスをしてくれる

そしてさらに

  • 自動的に分配金を再投資していくため、複利効果で雪だるま式に増える
  • 信託報酬が安く、低コストで運用できる
  • 15年以上の運用でほぼ負けなしという過去データ

などを知り、それまでオルカンどころかインデックス投資についても全く知識がなかった私は、ビビーーーッと電撃が走りました

「これだ!!!」投資の正解を見つけたような感覚でした

また、当時急速に円安が進んでいて、自分の資産が全て円であることにリスクを感じていたという側面もありました。

オルカン積立スタート!始めはマイナス、現在は?

こうして2022年3月、SBI証券でeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)の積立投資を開始。

この年の私のNISA枠120万はオルカンに全振りしました。

ですが、最初の年はマイナスになることが多かったです。

それでもインデックスの積立投資、ドルコスト平均法などの知識があったので今は安く買えている時期!!」と言い聞かせ…

また、「最初はマイナスだったけど、1年2年続けてようやくプラスで落ち着いてきた〜」という先人の話を信じ、淡々と積立を続けました

インデックス投資やドルコスト平均法について、こちらの記事で解説しています。ぜひご覧ください👇

旧NISAで積み立てたオルカン、その後いくら増えた?

マイナスの時も「今は安く買えてる時期」と言い聞かせて淡々と積み立てていましたが…

振り返ってみると本当にその通りでした。

2022年3月から2023年末までの約2年間、旧NISAで積み立てたオルカン(元本220万円)は、2025年3月時点で311万円になりました。

運用利回り(年利)は約12.4%と、オルカンの過去平均利回りが6〜10%と言われる中、それを上回る好成績でした。

そして、時間をかけて銘柄選定をし、あれこれ悩みながら育てていった個別株ちゃんよりも、ほったらかしで伸び伸び育てたオルカンくんの方が好成績を残しています

ちょっと切ない気持ちもありますが、改めて「オルカン最強」を実感しています。

もちろんこれからも同じリターンが続く保証はどこにもありません

だからこそ、焦らず、長く付き合っていくのが大切だと思っています。

現在オルカンで実験中。取り崩しでどれくらい資産が保つ?

来年、その旧NISAで投資したオルカンの非課税期間が終了します。

これを現在、新NISAに一括で移動させずに「少しずつ取り崩し」中です

4%ルール2とは違いますが、実際にオルカンを少しずつ取り崩してみて、資産がどれくらいもつのか?というのを試したくて、2025年3月から始めました

現在の途中経過は、7ヶ月かけて50万円を取り崩し、評価額324万円。

取り崩し前が311万円なので、今のところ資産は減らずに微増しています

いまは相場がいいですが、相場が下落した時はどうなるのか?など、将来資産を取り崩していく時の参考に少しでもなればいいなと思ってやっています。

こちらの実験結果は、また改めて記事にしようと思います。

2022年に購入した個別株の振り返り

この年は、自分のNISA枠は全てオルカンで埋めてしまったのですが、夫のNISA口座で個別株も少し購入しています。

2022年に新たに購入した株は以下の3銘柄です

銘柄取得単価現在株価(2025.10)購入目的
MTG1585.64135優待
ココナラ520502将来性
三菱HCキャピタル6351206.5配当

3つとも、売却せず現在も保有しています。

この3銘柄について、購入理由や現在どうなっているかを解説します

MTG(7806)

美容機器の「リファ」やEMSブランド「シックスパッド」などの健康美容機器を展開するメーカーです。

MTGは優待がかなり豪華で、MTGのオンラインショップで1ポイント=1円として使用できるポイントがもらえます。

購入時は3年未満保有の場合100株で6000ポイント、500株で40000ポイントでしたが、現在は100株で7000ポイント、500株で45000ポイントに増額されました。

MTGって「自分ではなかなか買わないけど、もらうと嬉しい」という魅力的な商品が多くて、その中からポイント内で何でも選べる、大好きな優待です。

また今年に入り株価が高騰していて、含み益がかなり膨らんでいます。

それでもやはり優待が欲しくて購入した株なので、利確はせずホールド予定です。

私は少し頑張って500株保有し、40000ポイントをもらっていたのですが、次回からは3年以上の長期保有者条件を満たし、60000ポイントがもらえる予定です。何を貰おうか、今から楽しみにしています。

ココナラ(4176)

個人の知識やスキルをオンラインで販売できる「ココナラ」を運営する企業です。

ココナラのような、スキルを個人間でやり取りできるようなプラットホームはこれから伸びていくだろうな。と思い、2021年の上場時IPOにも応募しました。落選しましたが😂

上場から1年が過ぎて、ふと見たらずいぶん安くなっていたので購入しました。

今の所マイナスですが、将来性に期待してホールドしています。

三菱HCキャピタル(8593)

三菱UFJグループのリース大手です。

当時600円台と割安で、連続増配銘柄でもあり安定した配当収入が期待できることから購入しました。

現在26期連続増配中です。こういう銘柄は保有し続けるだけで配当収入が増えていきますし、総じて株主還元に積極的な企業です。

このような企業に長期投資することは、

  • 優秀な企業の優秀な人たちが稼いできてくれたお金の「お裾分け」をもらい続けることができる
  • そのうえ「持ち続けるだけで年々お裾分けの額が増えていく」状態。
こりん
こりん

まさに不労所得✨ってやつだな

まとめ 投資は「うまくやる」よりも「続ける」こと

含み損が続いて心が折れかけた2022年。でもオルカンに出会い、投資は「うまくやること」よりも「続けること」が大切だと気づき始めました。

オルカンを通して学んだのは、世界経済の力を信じてコツコツ積み上げていくことの強さ。オルカンの長期積立は現状、資産形成の最適解だと私は思います。

投資を始めたきっかけである優待株や、定期的に配当金が入る高配当株も投資を続ける上でのモチベーションとなるので、こちらも引き続き継続しています。

オルカンの積立投資と高配当株投資、そして優待株をメインとした自分の投資スタイルがこの頃から少しずつ見え始めてきました。

まめこ
まめこ

これからも自分らしく、楽しみながら投資を続けて、経験や学びをみんなにシェアしていくね♪

次回は「卯は跳ねる」の格言通りに相場が跳ね上がった卯年の2023年のお話。新NISA前年で投資ムードが盛り上がり、含み損続きだったまめこも報われ始めます。


  1. アクティブ投資 市場平均を上回る成果を目指して、運用のプロが銘柄を選んで運用する投資信託。対して、市場平均に連動する成果を目指して運用されるのはインデックス投資信託です。一般的にアクティブ投資信託は運用コストがインデックスより高くなります。 ↩︎
  2. 4%ルール 老後の資産運用でよく使われる考え方で、「毎年、投資資産の4%を取り崩しても30年間資産がもつ」とされる目安のこと。主に米国株の長期データをもとにした理論で、生活費の目安を立てるときによく使われます。 ↩︎

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