こんにちは、まめこです🫛
前回までに、初心者さんに向けてNISAでのインデックス投資をおすすめしてきましたが、
「NISAの成長投資枠で個別株に挑戦してみたい!」
「でも1単元(100株)買うには資金が足りないし、ハードルが高い…」
という人もいると思います。
実は、個別株は1株から買うことができます!
通常、日本株は100株を1単元として取引しますが、「単元未満株」というサービスを使うことで100株以下で購入することができます
例えば「NTT」の株価は2025年8月時点で150円台
つまりジュース1本分ほどでNTTの株主になれるんです。
単元未満株投資はまさにそんな人たちにピッタリ!
この単元未満株投資は、楽天証券では「かぶミニ」SBI証券では「S株」という名前でサービス提供されています
楽天の「かぶミニ」は指値注文もできるし、ほぼリアルタイムの取引で、実際の株取引にかなり近い感覚です。
これから個別株を始めていこうと思っている人にとっては、少ない資金で株取引を実体験することができます。
今回は私の体験を交えながら、楽天かぶミニの魅力と実際のやり方をご紹介しますね。
かぶミニとは?

楽天証券が提供する「かぶミニ」は、単元未満株(1株〜)を購入できるサービス。
実際に市場でやり取りされるのではなく、証券会社(楽天)が株の在庫を持って売買を仲介している「マーケットメイク方式」という仕組みです
楽天かぶミニなら株価を指定して取引できる
楽天かぶミニのリアルタイム取引では指値注文ができるのが大きなポイント。
指値注文とは「この株価まで下がったら買いたい」と金額を指定して注文すること。株価がその価格になったら購入され、その価格まで下がらなければ注文は失効します
もちろん成行注文も可能です。こちらは注文を入れた時点の株価で、ほぼリアルタイムで約定されます。
このリアルタイム取引は、実際の株取引にかなり近い感覚です。これから個別株を始めようと思っている人にとって、少額で株取引を実際に体験することができるのは大きな魅力です。
かぶミニのメリット4選

実際にまめこがかぶミニを使って感じたメリットを解説するね
1株から気になる銘柄を購入できる
私が投資を始めた当初、NISAで単元未満株を購入することはできませんでした。
通常、株は100株単位が基本なので、株価が3000円なら30万円の資金が必要です。そのため以前は、欲しくても一括で投資するのに躊躇して諦めてしまうことが多かったです
でも単元未満株なら「1株」から買えるので、株価が3000円なら3000円から投資することができます。

以前は手が出なかった株価3000円以上の銘柄も手が届くようになったよ
少ない資金でも分散できる
旧NISA時代、100株単位で購入していた時は限られた資金で広く分散するのは難しく、株価が3桁の銘柄から選んで買う事が多かったです。
現在はこの単元未満株をNISAでも購入できるようになったので、銘柄選定の幅が広がり、分散もしやすくなりました。
気になっている銘柄を様子見で少しずつ仕込むことができるので、時間分散にもなるし、心理的にも安心できます。
株価の動きを少額で実体験できる
実際に自分の投資したお金が減ったり増えたりすることで、株の動きをリアルに体感することできますし、その会社のニュースや株価にも敏感になります。
さらに「市場全体の動き」や「企業の業績」にも興味が広がり、結果としてこの少額投資が“株の勉強モード”に自分を導いてくれると思うんです
もし仮に、その会社が倒産して株価がゼロになったとしても「数百円〜数千円の損害で済む」と思えばそれほど怖くないですよね

使い道のない期間限定の楽天ポイントでかぶミニ投資するのもいいね

消えちゃうポイントを使うならリスクほぼゼロだな
指値で注文できるから、トレードの基礎を低リスクで学べる
楽天のかぶミニでは1株から指値注文できる点が大きな魅力です。
板や現在の株価を見ながら、「このくらいまでは下がるんじゃないかな?」という金額で指値注文を入れるため、うまくいけば成行より安く買えることが多いです
ただ、「少しでも安く買いたい」と安すぎる値で注文を出してなかなか約定せず、そのうち株価が上がってしまい結局買えない…なんてこともよくあります(私です)
ですが、これから個別株をやっていきたいと思う人には、そんな失敗も含めて「経験値」を積み上げることができます。
かぶミニのデメリット3選

ちょっとだけデメリットもあるぞ
優待や議決権は単元未満株では得られないことが多い
優待や議決権は100株からという企業がほとんどです。
単元未満株でも、少しずつ積み立てて必要株数に到達すれば優待や議決権も得られるようになるので、それを目指して積立てていくのもいいですね
リアルタイム取引にはスプレッドというコストがかかる
リアルタイム取引にはスプレッド(市場価格と実際の約定価格の差=実質的な手数料)が、株価の約0.22%ほどかかります。
スプレッドとは「市場価格に上乗せされた差額」のことで、実際の株価より少し高く買い、少し安く売る形になります。
例えば市場価格が1,000円なら、約0.22%分の2円が上乗せされ、1,002円で買付となります。
また、指値注文の場合も同様で、たとえば「1,000円で買いたい」と注文しても、市場価格が1,000円では約定せず、株価が998円程度まで下がったときにスプレッド分を加えて1,000円で約定します。
リアルタイム取引できない銘柄もある
楽天のかぶミニでは全ての銘柄でリアルタイム取引ができるわけではなく、また単元未満株で買えない銘柄も中にはあります。
現在楽天証券の単元未満株の取扱は2182銘柄、その中で、リアルタイムで取引が可能なのは786銘柄ほどです。(2025年8月時点)
有名な大型株はだいたい対応していますが、少しマイナーな株では対応していないことが多いです。
リアルタイム取引に対応していない銘柄をかぶミニで購入する場合は「寄付取引」になります。

寄付取引って?…誰に寄付するの?

寄付(よりつき)取引だよ。詳しく説明するね
「寄付き」とは?
「寄付(よりつき)」とは、株式市場がその日の取引を始めた時に、最初に成立する売買のことをいいます。
東証株式市場は朝の9時に取引がスタートしますが、始まった瞬間に値段が決まるわけではありません。
買いたい人と売りたい人の注文が集まって、そのバランスがとれたところで最初の価格(寄付値=よりつきね)が決まります。
つまり 「今日の株取引で最初に値段がついたタイミング」=寄付き です。
寄付き=相撲のイメージ byまめこ
相撲で言うなら、西に「買いの山」東に「売りの海」が土俵入り。
朝9時に「見合って見合ってー…」と市場がオープンし
「はっけよーい…」「のこった!」で、買いと売りがぶつかった瞬間=よりついた!と言う感じ(よけいわかりにくい?😅)
相撲もタイミングが合わないとなかなか始まらなかったりしますよね。
株式市場でもその銘柄を買いたい人が集中しすぎたり、売りたい人が集中しすぎたりすると、なかなか寄り付かないこともあります。
だから私の寄付きのイメージ=「相撲」なんです
リアルタイム取引非対応の株は「寄付取引」という形になる
かぶミニでリアルタイム取引できる銘柄は786ほど。それ以外の銘柄は寄付取引になります。
前日17時から当日8時45分までに注文を入れ、その日の寄付で約定されます(指値はできず、成行注文のみになります)
この寄付取引の場合は、スプレッドはかかりません。
楽天かぶミニの取引ルールについて、詳しくはこちらをご確認ください👉かぶミニ取引ルール
楽天かぶミニの購入手順(iSPEEDスクショ解説)

実際にかぶミニを購入してみよう!
今回は楽天証券の株取引アプリ「iSPEED」での注文方法を解説します
iSPEEDでの注文方法はシンプルで直感的にわかりやすく、初心者さんでも気軽に利用できます
実際の取引画面で、NTT(9432)をNISA口座で指値注文してみます
銘柄を検索する
- アプリのホーム画面から検索タブをタップ
- 検索画面に銘柄名、またはコード番号を入れて検索
- 検索結果からNTTを選択する

③

かぶミニを選択する
- 右上の「注文」をタップ
- かぶミニ(単元未満株)買いを選択(※買いと売りを間違えないように注意)

注文内容を決める
かぶミニのリアルタイム取引では、指値注文と成り行き注文が選択できます。
- 成行注文…今の株価で買う(すぐに約定される可能性が高い)
- 指値注文…「この価格まで下がったら買いたい」と価格を指定する
成行ならほぼ確実に約定するので、現在の株価で「買ってもいいな」と思えたら成行買いを選択すると良いです。

ただし、株価は絶え間なく動いているので、現在の株価とは多少ズレが生じるよ
- 現在の株価が表示されているので、確認
- 指値or成行を選択
- NISA口座を選択
- 購入株数を+ーで調整し、指定する
- 指値の場合…買いたい金額を+ーで調整し、指定する
- 確認画面へをクリック

確認画面で注文内容を確認して発注
注文内容を確認して暗証番号を入力します。
この画面では現在値が157.2円、140円で指値を入れています。



「注文する」をタップし、この画面が出ればOK!注文が完了しました。
成行注文ならすぐに、指値注文なら指定した株価になったときに約定します。
これであなたも株主デビュー!
1株でも配当はもらえるので、「株主になった」という実感がありますよ。
まとめ:まずは1株で株主デビューしてみよう!
かぶミニを使うようになってから、私は以前より少し気軽に個別株投資ができるようになりました。

まめこもかぶミニで、何年も前から欲しかったけど高くてなかなか買えなかった「三菱商事」をちょこっとだけど購入したよ

トランプショックの株安の時は、少しずついろんな銘柄を買ってたよな。

そうそう。かぶミニだから、狙ってた銘柄をちょっとずつ買えたよね
でもちょうどあの時はFP3級の試験と重なって、バーゲンセールきたー!でも試験がー…!ってなってたなぁ…笑

日頃からすぐ買えるようにスタンバっとくのも大事!
1株でも持てば立派に株主です!
ポストに届く配当のお知らせや株主総会の案内を見て、「私もこの会社の一部を持ってるんだ」と感じられるのは、金額以上に大きな体験になります。
「投資に興味はあるけど、いきなり大きなお金を出すのは不安」という人や、軍資金の少ない学生さんなどは、まずはかぶミニを使って“株主体験”をしてみてほしいと思います。
次回はまめこが投資を始めて5年になった記念に、この5年間を振り返ってみようと思います。
※当記事では個別の銘柄について触れていますが、推奨するものではありません。
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